ウニクス成田歯科ブログ

味覚の秘密を解き明かす! おいしく食べるヒント

2024年10月1日 (火)

 

こんにちは。院長の岩松です。

10月頃から冬にかけて「れんこん」が旬を迎えます。成長するにつれて、節が増えていきますが、同じれんこんでも成熟した節と新しい節とでは食感や味が異なるのも特徴のひとつ。成熟した節の方がホクホク感や甘みが感じられ、新しい節の方がシャキシャキしています。スーパーなどでは切り分けて販売されていますが、新しい節は断面が白く透き通っているという特徴があるそうです。芽がついていれば確実です。

 

 

 

また、その穴のある形から、「先を見通せる」という縁起の良い食べものでもあります。

そんなれんこんを始めとして、秋には旬を迎える食べものがたくさんあります。しかし、それらの食べものを楽しむためにはお口の健康が不可欠です。

 

 

 

 

 味を感じる仕組みとおいしさを引き出す秘訣

食事をより楽しく、おいしく味わうためには、まず味覚の仕組みを理解することが大切です。食べものを口に入れた後、どのようなステップを経て味を感じているのか、そのメカニズムを紐解いてみましょう。

 

私たちに食べものの味を感じさせるのは、舌や上あごにある「味蕾(みらい)」という小さな器官です。しかし、ただ食べものを口に入れただけでは、おいしさを十分に味わうことはできません。

大切なのは、食べものを細かく砕くこと。これによって、味成分がお口全体に広がり、おいしさをしっかり感じることができます。

つまり、おいしく食べるには食べものをしっかり噛み砕くことが大切。「ひと口30回」を目安に、よく噛むことを意識してみてください。

 

 

 

さらに、噛む刺激によってだ液がたくさん出ると、味成分がだ液にしみこんで、味蕾が味をより感じやすくなります。つまり、ゆっくり時間をかけてよく噛んで食べることが、食べもののおいしさを最大限に引き出す秘訣なのです。

 

 

 

 

 食事がおいしく感じられない!その原因は?

もし、食事が思うようにおいしく感じられなくなったら、次のような要因が関係しているかもしれません。もし、当てはまるものがあったら、ヒントを参考に対策しましょう。

 

・歯の本数が少ない

歯の本数が少ないと十分に噛めないため、食べものの味を感じにくくなります。歯を失ってしまった場合には、入れ歯やブリッジなどを検討しましょう。

 

 

 

・だ液が少ない

だ液には味成分を運ぶ重要な役割があるため、不足すると味を感じられなくなります。だ液の分泌を促すには、よく噛むことにくわえ「十分な水分補給」や「だ液腺マッサージ」などが効果的です。

 

・舌の汚れ

舌の表面に「舌苔(ぜったい)」という白い苔のような付着物がたまってしまうと、味蕾が味成分をうまくキャッチできなくなります。舌クリーナーを使って、定期的に舌の表面を清掃することが大切です。

 

・亜鉛不足

亜鉛は味蕾の働きを維持するために重要な栄養素で、不足すると味覚異常を引き起こすことがあります。亜鉛を多く含む代表的な食品に、豚レバーや牛赤身、ナッツ類、牡蠣などがあります。バランスの良い食事を心がけ、必要に応じてサプリメントの摂取なども検討してみましょう。

 

 

 

 

 味覚のお悩みは歯科医院へ

食べものをおいしく食べるためには、歯や歯ぐき、舌、お口周りの筋肉、だ液の分泌がそれぞれ正常に機能していることが何より大切です。

 

 

 

歯科医院ではお口の健康全体をみる専門家として、さまざまな角度から皆さまの食生活をサポートしています。もし、味覚に異常を感じたら、お気軽に当院でご相談ください。

 

 

 

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