私たちウニクス成田歯科が最も大切にしている治療の考え方。それは皆様にご自分の歯を長く健康に使っていただく、ということです。健康な歯は快適な食生活を支え、また素敵な笑顔をつくり、自信をもって毎日を過ごすことができます。
なるべく抜かない、削らない施術をし、使う材料も厳選して治療にあたる。ご来院される方の希望を第一にお聞きしご相談の上、わかりやすい説明をした上で治療にかかります。歯でお悩み事がありましたら、そのままにせずお気軽にお越しください。
誕生日 5月29日 |
東京都豊島区出身 |
日本大学歯学部卒業 |
東京医科歯科大学歯学部付属病院第1保存科入局 |
ひまわり歯科診療所(鎌ヶ谷市)勤務 |
新浦安ビル足利歯科(浦安市)勤務 |
高澤歯科クリニック(八千代市)勤務 |
2006年9月 ウニクス成田歯科開業 |
院長紹介のページにようこそ!
こちらのページでは、私がこれまで歩んできた道、そしてウニクス成田歯科が目指すこと、患者様への思いを語っています。私の「人となり」を知っていただくことによって、ウニクス成田歯科をもっと身近に感じていただけると嬉しいですね。
ところで皆さんは、「歯医者さん」にどんなイメージを持っていますか?「実家も歯医者で裕福」「順風満帆に歯科医への道に」……こんなイメージが多いのではないでしょうか。
ところが私の場合、父は普通のサラリーマン、母は専業主婦の一般的な家庭。で、順風満帆にとは程遠く、実は、自己嫌悪と挫折を繰り返しながら、歯科医への道を歩んできたのです。
小学校時代の私は、すごく冷めた子どもでした。一応、サッカーチームに入ってはいたのですが、万年二軍(苦笑)。小学校時代の思い出、と聞かれてもこれといって何も浮かばず……。
でもいじめられていたわけでもなく、友達もいましたよ。ただ、自分から積極的に何かをしたり、仲間の輪に入ったり、ということはなく、いつも一歩引いて皆のことを客観視しているような子どもでした。
こんな感じですから、将来なりたいものとかもないんです。両親からはいつも「手に職をつけて独立しなさい。サラリーマンはダメ」と言われていたのですが、そんな洗脳(!?)の甲斐もいなく、小学校の卒業文集に書いた将来の夢は「会社員」(笑)。
中・高時代も「冷めた状態」は相変わらずで、とくに打ち込んだものもないんです。とはいえさすがに高3になると、将来のことを考えなくてはなりません。ようやく私も目標を持つようになりました。
人生初の目標は、予備校の講師。高校時代、私は予備校に通っていたのですが、英語の先生がいわゆるカリスマ講師で、ものすごくインパクトがありました。英語も好きだったので、大学では英語を学んで、自分もあんなカリスマ講師になれたらなあ、なんて思っていたんですね。
ところがこれには両親大反対。
「単に英語が好きというだけではカリスマ講師にはなれない。きちんと手に職をつけて現実的なことを考えなさい。それには医者が一番いい」と。
もちろん僕は大反発しました。そして、曖昧な気持ちのまま、日大の歯学部へと進みました。
「カリスマ英語講師」という夢は打ち砕かれましたが、歯学部に入ったからには、歯科医を目指して頑張らなくてはなりません。
とはいえ、気持ちはすっきりしていませんでした。歯科医という仕事に対する熱意はほとんどなく、「歯医者にならなくてはいけない」という義務で毎日勉強していましたね。
そして20歳のころ、そんな自分がすごく嫌になったんです。すべてが曖昧なままで、人ともあまり接しない。なんてつまらない人間なんだろう。こんな自分を変えたい、と。
そこで飛び込んだのがファミレスのアルバイトでした。
バイト先にはいろいろな人がいました。年も経歴もバラバラで、私が今まで接したことがない人ばかり。でも、みんなテキパキと仕事をこなし、すごくイキイキとしています。そんななか、新人の私は仕事もできないし、覚えも悪い。
中卒で元暴走族だったという山下店長には、しょっちゅう怒鳴られていました。最初はむっとしましたよ。でも、真正面から向き合って叱ってくれたことが嬉しかった。今までそんな経験はほとんどありませんでしたから。
そのうえ彼は、リーダーシップがあって、人をまとめるのがすごくうまい。経歴なんて完全に乗り越えてしまうパワーがあって、しかも人望も厚い。店長と向き合うことによって、私は初めて人に対して感動しました。
それまでの私は正直言って、人を学歴などで判断することがよくありました。でも、山下店長との出会いを通して、社会人として成功するには、学歴なんかよりも人間力が大切なのだ、ということに気付いたのです。
こうして人間力の大切さを実感できるようになったものの、歯科医としての目標は相変わらず見いだせずにいました。
歯学部を卒業して大学病院に入局してからも、仕事に対するやりがいがいまいち湧いてきません。このころは、自分ひとりだけ取り残されているような気持ちになったものです。
大学病院での研修を終え、私は千葉県内のクリニックで働くようになりました。勤めていたクリニックはとても活気がありました。スタッフが皆明るくて、元気。だから患者様にも笑顔があるんです。
そんなある日、ひとりのおばあちゃんから「先生、入れ歯の調子がすごくよくて、よくかめるようになりました。ありがとう」と言っていただいたんです。嬉しかったですね。
そしてこのころから私は、少しずつ仕事の手ごたえを感じられるようになりました。歯医者になってよかった。そう心から思えるようになったのです。
当時、私自身は開業なんてまだ早い、と思っていたのですが、「今じゃないとできないことがある」「借金は若いうちに」と思い、開業を決意。
考えてみれば、私のこれまでの生き方って、「自分でこうしたい」と強い意思を持って行動したことがほとんどありませんでした。とはいえ、ただ流されていたわけではなく、その都度自分なりに進むべき方向性を模索して、決めてきました。
周囲にも助けてもらいながら、とにかくやってみよう。開業を通して、いろいろなことを学ぼう、そう決意しました。
以前勤務していたクリニックの院長から、「歯医者であり、ホストにもなれ」と言われたことがあります。ホストになれ、というのは、もともとの性格なんてどうでもいい、とにかく人気があるものをコピーして、自分のものにしろ、ということです。
開業にあたって、ふとこの言葉を思い出した私は、開業する前、そして開業後も、時間が許す限り全国の人気のある歯医者さんを見学させてもらい、「いいところ」を探って取り入れるようにしました。接客や挨拶、患者様への説明など、人気がある歯医者さんには、技術力にプラスした「いいところ」と「また来たい」と思わせる何かが必ずあります。
最初はマネから入るのですが、それをスタッフと共有し、皆でやっていくうちに、「ウニクス成田歯科」ならではのサービスにしていく。もちろん技術力の向上にも力を入れ、勉強会や研修には全スタッフが積極的に参加します。
「この歯医者さんならまた来たい」「友人にもすすめたい」
こう思っていただくことが私たちにとって一番うれしいこと。おかげさまで、当院にいらっしゃる患者様は、口コミで当院を知った方がほとんどです。
そして、たくさんの患者様に来ていただくことによって、最新医療機器などの導入も可能になりました。
さらに小児歯科と予防に特化した、はなのき台歯科クリニックもオープンし、さらに地域に根差した歯科治療を提供したいと考えています。
人と接することが苦手だった私ですが、今は患者様との出会いを心から楽しんでいます。一期一会を大切に、患者様、そしてこれまで、そして今も支えてくださる恩人、スタッフに感謝しながら、私は今日も笑顔で患者様と向き合います。