むし歯の治療をする歯医者が、むし歯にならない予防のことをお話しする。一見矛盾しているようですがむし歯を治療するだけではなく、むし歯にさせないようにするのも歯医者としての使命です。
「私はいつも歯磨きしてるからむし歯になんてならないわ。」そうお思いの方が実は意外に多いんです。そんな風にお考えではありませんか?
歯の隙間や、歯並びが悪く重なってしまっているところは磨き難く、むし歯や歯周病の原因となるプラークが溜まっている可能性があります。プラークが溜まり、ネバネバとしたバイオフィルムという塊を作り上げてしまうと、普段の歯磨きでは取れなくなってしまうのです。
残念ながら、ご自身での歯磨きによるケア(セルフケア)だけでは、虫歯や歯周病の原因を完全に防ぐには不十分なのです。
この自分ではケアできない部分を「プロ」の手できちんと、しかも気持ちよくケアする方法が、私達のお勧めする「PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)」という方法です。PMTCはこんな方にお勧めです!
歯磨きの時やりんご、梨など固いものを食べた時に歯ぐきから血が出る。
歯磨きに自信がない、うまく磨けていない気がする。
歯並びが悪い。
歯ぐきが腫れぼったい、さわるとブヨブヨしている。
煙草をすっている。
歯の表面の汚れをきれいに取り除くことで、ざらつきやヤニ、茶シブなどを落とすことができます。さらに表面へのフッ素塗布をするにより、汚れのつきにくい歯に!
※さらなる白い歯を求める方にはホワイトニングのご案内もしております。
汚れをとることで歯肉の腫れがおさまり、歯肉が引き締まってきますので歯周病、歯肉炎の予防効果があります。細菌の塊であるバイオフィルムを磨き落としますので、定期的なクリーニングは歯予防に最適です。また、口臭予防にも効果があります。
3ヶ月以上の期間がすぎると、歯ブラシでは落としきれない汚れが歯の表面についてしまいます。残念ながら、歯ブラシではこれを取り除くことはできません。歯周病予防・むし歯予防のためにも、3ヶ月に1度の検診をお勧めします。詳しくは、担当医・スタッフまでご相談ください。