青く立派な竹は硬くしっかりしていますが、“たけのこ”はまだ軟らかです。お子様の場合、この“たけのこ”と同じように、歯はまだまだ軟らかなので、むし歯になりやすいのです。当院では、お子様の歯が、強く立派な“竹”のように成長を遂げられるよう、様々な工夫を凝らし、その育成をサポートしていきます。誰しも歯医者さんは苦手です。小さなお子様に対し、当院ではそれぞれのお子様の性格を理解したうえで根気よく且つ慎重な治療を受けていただけるよう努めております。安心して治療を受けに来てください。
当院では、お子様をムリヤリ押さえつけたりといった強引な治療は行いません。お子様とじっくり話をして、優しく丁寧に治療を進めていきます。また、当院スタッフはみな子どもが大好きです。子どもたちをあやすように優しく治療を行っていきます。実際、親御さんからも「子どもが歯医者さんを怖がらなくなりました」という嬉しい声をたくさん頂戴しています。
「歯医者さんは怖い、痛い、行きたくない」といったお子様に対し、少しでも楽しい気持ちになって頂けるようKIDSコーナーを設けております。
とくに小さなお子さまは午前中のほうが体調や機嫌が安定しています。また、体力も消耗しますので午前中の治療をお勧めします。
治療により汗をかいたり、お漏らしをしたり、嘔吐したりすることがあります。お着替えと汗拭きのためのタオルを必ずご持参頂き、なるべく薄着で治療をお受けになることをお勧めします。
以上のような治療を行っていても、お口の中の怪我などは完全には防止できません。とくに激しく体が動いてしまう場合などでは、治療部位の近くの粘膜などを器具や薬剤で傷つけてしまうこともあります。お子さまの安全性には最善を尽くしますが何卒、ご理解ください。
このような治療をご希望されない場合は、大学病院・総合病院での鎮静下、全身麻酔下での治療をご紹介いたします。お気軽にご相談ください。
小さなお子様の歯は全部で20本生えてきます。「どうせ大人の歯が生えてくるから、そんなに神経質になることはないんじゃないの?」なんて声も聞こえてきそうですが、実はこの時期のお子様の歯には、こんなに大切なことがあることが最近になってわかってきました。
小さなお子様は歯を磨くという行為に対して嫌がらない工夫をしてあげることが大切です。ですから、笑顔で優しくマッサージをするように歯磨きをしてあげることが大切になります。
1歳くらいは脱脂綿に水を含ませて、歯を拭いてください。2歳くらいは歯と歯のあいだ奥歯のミゾの部分に気をつけてお母さんが磨いてください。まだ歯磨き粉を使う必要はありません。3歳くらいは、できればお子様に自分で歯を磨く練習をさせてください。最後にお母さんが必ず磨き直しをしてください。
そろそろ大人の歯が生えてくる時期になります。この時に乳歯にむし歯があると、キレイに生え揃わないことがあります。この時期に歯の専門家である歯科医に予防のために積極的な来院されることをお勧めします。キレイな歯はお子様の将来にとって必ずや大切な財産となります。
今までと異なり、奥に大人の歯が生えてきますので、今までよりもブラシの先が届きにくく、また、歯の噛み合せのミゾは細かく狭い為に磨きにくくなってきます。そして、この奥の歯は上下の噛み合わせの基準となります。
それに合わせて他の永久歯が正しく生えるガイドとなります。歯のミゾに白くなっているのがシーラントです。ですから、この大人の歯をフッ素入りのシーラントを塗ることでむし歯の予防を行うことをお勧めします。また、定期的に来院してシーラントが取れていないかの確認をしてください。
この時期には全ての永久歯(親しらずを除く)が生え揃っている状態になります。 一度でも治療した歯はやはり、天然の歯には見た目も噛む能力もかないません。むし歯を長い間放置しておくと、口臭の原因になる他、最悪の場合は抜くことになります。歯は人間の能力の一つである自然治癒能力がありません。きびしい言い方をすれば、子どもの虫歯は大人の責任ともいえます。キレイな歯と歯並びは、勉強や習い事と同等の一生涯に渡る最大の財産です。
歯と歯の間や奥のミゾに磨き残しがないか確認してください。自分でキチンと磨けたつもりでも、磨き残しがあるかもしれません。テスターという磨き残しを赤く染め出すものもありますので、ご利用ください。
寝る前の歯磨きを習慣にしてください。歯並びがきれいに並んでいないところは、むし歯や歯周病になる可能性が高くなります。万が一、そのような場合は一度ご相談ください。
食べ物をよく噛むことで、そのアゴの振動が直接脳に伝わります。その脳への振動が脳細胞を活性化させ、知能の発達を促すという学説があります。確かにネズミなどの実験では、歯を抜き、「噛む」ことのなくなったネズミは以前よりも明らかに能力が低下しました。大切なお子様の将来のためにも、おいしく「噛める」歯というのは大切なんです。
実は食べ物を食べた時にでる「唾液」には殺菌・消化能力があります。これは自浄作用といって、本来人間が持つすばらしい能力の一つなのです。その唾液は「噛む」という行為で出てきます。ですから、食べ物をきちんと噛める歯にしておかないと、唾液の量も減ります。それにより、胃腸の消化吸収力を助ける能力も減ってくるのです。
そして唾液には、身体の中で毒素を発生させる活性酸素を消す効果もあります。活性酸素は、ガンの原因物質とされており、アトピー性皮膚炎、小児ぜんそく、花粉症など幅広い病気の原因になると報告されています。
お子様の歯並びが悪くなる原因は、いろいろなケースがあります。そんな「歯並びが悪くなるランキング」を掲載いたします。お母様が普段から気を付けられることもあります。しっかり対策を立てて、きれいな歯並びにしてあげたいですね。
1位 | 早く乳歯が抜けてしまった時 |
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2位 | 乳歯がむし歯になってしまった時 |
3位 | 乳歯が抜けずに残ってしまった時 |
4位 | アゴが小さく発育した時 |
5位 | 歯並びを悪くするクセがある時 |
-指しゃぶり・ほほ杖・口呼吸などがあります。
ご存知ですか?一流のスポーツ選手は歯を噛みしめる力が強いほど、ものすごいパワーを発揮します。噛みしめた時に上下の面積が広いほど、すぐれたパワーを発揮といわれています。それにはキレイな歯並びであることが大切になってきます。お子様もこのくらいの年齢からスポーツに対する取り組みが活発になってきます。お子様の「やる気」をサポートするためにも、大人のお子様の歯への関心が大切になってきます。